令和7年度のスマートシティ関連事業の選定結果が、2025年4月11日に内閣府、総務省、経済産業省、国土交通省の連携によって発表されました。
この選定は、スマートシティの全国的な実装を目指す取り組みの一環で、29事業が選ばれています。
評価ポイント
• 新規性・先進性:将来の横展開や本格普及にふさわしい案件であること
• 施策間連携:効果的な施策間連携がされている、または予定されていること
• 地域間連携:効果的な地域間連携がされている、または予定されていること
• データ連携基盤(都市OS)の構築:構築済み、または構築予定であること
• API公開:作成するAPIを公開済み、または公開予定であること
評価基準は、提案内容が具体的であり、地域課題の解決や地方創生への寄与が見込まれること、各事業の目的に沿った内容であることです。
令和7年度スマートシティ関連事業の選定結果
◇内閣府「未来技術社会実装事業」
• 群馬県嬬恋村
• 千葉県東庄町
• 大阪府東大阪市
◇総務省「地域社会DX推進パッケージ事業」
• 北海道更別村
• 愛媛県新居浜市
◇国土交通省「スマートシティ実装化支援事業」
• 宮城県仙台市
• 東京都千代田区
• 東京都港区
• 東京都墨田区
• 愛知県岡崎市
• 三重県四日市市
• 大阪府大阪市北区
• 和歌山県すさみ町
◇経済産業省「地域新MaaS創出推進事業」
• 秋田県仙北市
• 神奈川県横浜市
• 富山県富山市
• 三重県多気町、大台町、渡会町
• 島根県大田圏域(大田市、川本町、美郷町)
◇国土交通省「日本版MaaS推進・支援事業(「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト)」
• 北海道名寄市、稚内市、美唄市
• 北海道小清水町、斜里町
• 青森県弘前市
• 群馬県前橋市
• 群馬県高崎市
• 群馬県みなかみ町
• 埼玉県越谷市
• 長野県飯山市
• 愛知県春日井市
• 香川県高松市、多度津町、小豆島町
• 愛媛県四国中央市、今治市等

これらのプロジェクトは、都市や地域の課題解決、新たな価値創出を目指し、ICTや官民データを活用した高度な管理・運営を行うことで、社会実装を加速することを目的としていて、各地域での実証から本格的な実装への移行を支援するために、関係府省が一体となって取り組む方針です。
スマートシティは、「Society 5.0」を現実世界に実装するための具体的な取り組みとして位置付けられています。