スーパームーンは月と地球の特殊な位置関係によって起こる現象

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スーパームーンとは、月が地球に最も近づくときに見られる特別な満月のことで、この現象は、月の楕円形の軌道によって引き起こされ、地球からの距離が約36万3000km~40万6000kmの範囲で変化します。

天文学的な正式用語ではありませんが、一般的に使われている表現です。

天文学では、この現象を「近地点満月(Perigee full moon)」や「近地点惑星直列(perigee syzygy)」と呼んでいます。

2024年には4回のスーパームーンがあり、スタージョンムーン(8月20日)、ハーベストムーン(9月18日)、ハンターズムーン(10月17日)、ビーバームーン(11月16日)で、そのなかでも2024年で最も地球に近い満月の「ハンターズムーン」は、特に大きく明るく見えると期待されています。

ハンターズムーンという名称は、ネイティブアメリカンの文化に由来し、農作物の収穫が終わり、狩猟の季節の始りを示していて、10月の満月を指す伝統的な呼び名です。

 2024年のスーパームーン(ハンターズムーン)の情報
  •満月の最大時刻:20時27分(10月17日)
  •月の出:16時48分(10月17日)
  •月の入り:5時8分(10月18日)
  •地球との最接近距離:約35万7,364km (通常の満月と比べて約14%大きく見える)

日本で観測された印象的なスーパームーン

2016年11月14日のスーパームーン
68年ぶりに、地球に最も接近した満月となり、通常よりも14%大きく、30%明るくなりました。
次回、これほど近づく満月は2034年11月25日まで見られないとされています。
最接近時間:11月14日20時21分
満月の瞬間:11月14日22時52分
地球との最接近距離:約35万6,500km

2022年5月26日のスーパームーン+皆既月食
この日は、スーパームーンと皆既月食が重なる珍しい現象が観測されました。
この現象が観測されたのは24年ぶりで、次回は2033年まで見られないとされています。
部分月食の開始:5月26日18時44分頃
皆既月食の開始:5月26日20時9分頃
地球との最接近距離:約35万7,000km

2023年8月31日のスーパームーン
この日の満月は2023年に見える満月の中で最も大きなもので、約9時間半後に満月となり、同じ月の2回目の満月であったため「ブルームーンのスーパームーン」とも呼ばれました。
最接近時間:8月31日0時54分
満月の瞬間:8月31日10時36分
地球との最接近距離:約35万7181km

スーパームーンは、通常の満月よりも約10%~15%大きく、20%~30%明るく見えると言われています。

ハンターズムーンの前に、紫金山・アトラス彗星が地球に最接近します。

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